長野県で腸内フローラ移植ができるクリニックを紹介!菌も喜ぶ自然の恵み。

田舎が大好きで、大きな仕事が終わると2〜3週間休みを取って(それか辞めて)、長野や岡山で微妙に住んだりします。(微妙に住むって何)
でも、昼も夜も完全な一人が寂しすぎて、また大阪に帰ってきてしまいます。
誰か一緒に田舎に住みませんか。
さて、本格的な冬に入る前に、長野県のライフクリニック蓼科の訪問がついに叶いました!
ライフクリニック蓼科は、長野県の茅野(ちの)市に昨年9月できたばかり。
はじめてわたしたちのラボをご訪問くださったとき、完成間近のクリニックのお話と、
「やっぱりウンチは最強ですよね!!!」と目を輝かせてお話くださった麻植ホルム正之院長先生のお顔が忘れられません。
あれから一年。
シンバイオシスも、ライフクリニック蓼科も、生まれたばかりの怒涛の一年を過ごし、ようやく今回訪問することができました。
忙しい日々に疲れた方、長野の雄大な自然をレポートするので癒やされてください。(クリニックのことレポートせい)
目次
茅野の分岐にできた次世代のクリニック
ライフクリニック蓼科のあるところは、比較的車の往来があるビーナスライン沿い。
ここは、左手は別荘地、右手は市街地、正面には古き良き村があるという、まさに地域の暮らしが「交差する」場所にあります。

医療機関らしくないフォルムに、始めのうちは地域の方も様子見がちだったんだとか。
建物の左側にはカフェ「FIKA」があり、患者さんじゃなくとも気軽に立ち寄って休むことができます。
カフェの中からの眺め。

※この時点で、完全に仕事モードはオフになりました。(こらこら)
そして、こだわりのフレンチプレスコーヒーをいただきながら、院長先生の診療が終わるまで待たせてもらいました。

※この時点で、完全にロングバケーションモード。(すみません、寝ていいですか?)
医食同源の考えが広まり、食事指導をはじめとした栄養指導が、徐々に医療の現場にも取り入れられるようになってきました。
中には、カフェインや乳製品を厳格に禁じるものもありますが、
ホルム先生は「みんな違うんだから、食事管理は60点でいい」とおっしゃいます。
食事の長いNGリストを作るのではなく、知っていれば、そして少し意識すれば食べるものや食べたいものは変わります。
自販機の缶コーヒーではなく、安いコーヒー豆でいいから自分で淹れるコーヒーを。
そしてたまの贅沢に、こだわりの豆で淹れたてのコーヒーを。
コーヒー好きにとって、それは「しあわせ」であり、人生の一部でもあります。
それを「カフェインはだめ。中毒になっているだけ」と一刀両断するのではない柔軟性こそが、病気を遠ざける気がします。
医療を暮らしに、医療から笑顔に
クリニックに入ってまず目を引くのが、壁に書かれたこの文字。

これだけを見ると、ただただ洗練された、次世代型のコンセプトを持つクリニックだという印象を受けます。
それだけでも十分価値のある場所なのですが、
ホルム先生のことを少しでも知っている人は、自然と頬がほころぶはずです。
この先生が掲げる言葉なら、ただのかっこいいキャッチコピーなんかでは終わらないということがわかるから。
そしてすぐ右手にあるのが、床暖房付きのキッズルーム。

診察までの待ち時間、ここで子供たちが待っていられるんです。
お母さんには嬉しい場所だと思いませんか?
と思いきや、そのためだけの場所ではありませんでした。
なんと、ここで子供たちが遊んで待っているところに、院長先生がやってきてキッズルームで診察なさるそうです。
「病気になって、そのうえ診察室で怖い思いをする必要はないでしょう」と。
すてきすぎる……!!!
蓼科の子になりたい。(28歳)
小学校に上がりたての頃、公園でお尻に太い折枝がぶっ刺さって縫う手術をしたんですが、あれは怖かった。
「殺される〜!! お母さん助けて〜!! 地獄や〜〜」と病院中に響き渡る声で叫んだ記憶がある。
思えば、あの頃からお尻に縁があったんですね。(どんな考察やねん)
あまり本格的な設備の整ったクリニックのない地域のようで、ホルム先生の意気込みが伝わってくる装備でした。

エコーもCTも内視鏡も、人間ドッグに必要な機械たちも全部、最新のものが揃っていました。
これまでこのあたりの地域の方は、精密検査が必要な場合や重症になった場合には、わざわざ東京まで出掛けておられたそうです。
それが、わたしたちが伺ったときには、駐車場に東京ナンバーがたくさん停まっていました。
研究会のポスターも発見!

院長先生に移植を体験していただきました
こちらのクリニックで移植を行うことになる場合、おそらくこちらの内視鏡室がいちばん使う場面が多いのではないかということです。

ぽつんと置かれた我々の移植処置用の道具一式が、
洗練された空間にいきなり放り込まれた若手お笑い芸人のような佇まいで、ちょっと愛おしくなりました。
さて、訪問の目玉でもある院長先生の穴開きパンツ姿!(慎みなさい)
決して難しいものではないですが、移植の流れをひととおり体験していただくため、ほとんどの医療機関で院長先生を練習台にさせていただいています。(快諾してくれる先生ばかりという奇跡)

そして、泊りがけで行かせていただいたこの二日間。
最近心身ともに疲れ気味で、なんと便秘気味だったのです(珍しく)。
イライラして、仕事に追われている感じでした。
それが、きれいな空気と美味しい食べ物、ゆったりとした空間のおかげで、すごくリフレッシュできました。
帰阪翌日、腸内に留まっていた真っ黒のウンコがどっさり出てくれました。(そんな報告いらんわ)
大阪からだと少し遠いのですが、移植を決断するということは身体や心が弱っておられる方がほとんどだと思います。
もしできるならば、思い切って一週間とか二週間とか休みを取れる環境があるなら、
大自然と美味しい食べ物、喧騒を離れた場所に身を置いて、長野で移植をしながらじっくり療養されるのもいいだろうなあ、と思います。
長野滞在でいちばん美味しかったのは、
お味噌屋さんの焦がし味噌の焼きおにぎりと、
ホルム先生のとこのコーヒーと、
ホルム先生のとこのおからクッキーと、
手づくりジェラートのお店のヨーグルト味とミルク味と抹茶味と、
ガソリンスタンドのお兄さんに教えてもらったお店の十割蕎麦です。(いちばん、って意味わかってる?)
この記事を書いた人

- 研究員・広報(菌作家)
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自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。
でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。
目に見えないものたちの力を感じる日々です。
いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。
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《特許出願中》
腸内フローラ移植
腸内フローラを整える有効な方法として「腸内フローラ移植(便移植、FMT)」が注目されています。
シンバイオシス研究所では、独自の移植菌液を開発し、移植の奏効率を高めることを目指しています。(特許出願中)