粒度分布測定の最高峰、ベックマン・コールター社に行く

こんっちは。
梅雨が明けたらしいですね!!
布団干して、カーテン洗って、玄関の階段の落ち葉掃いて、窓開けて掃除機かけよっと!!(過ごし方が家庭的やな)
ほんで一人暮らしやから、一人でスイカ割りと花火と家庭内キャンプしよっと!!!(Stay Homeはまったく苦にならないタイプです)

さてみなさん、ベックマン・コールター社ってご存知ですか?
私は粒度分布測定のAppleって呼んでます。
ちなみに粒度分布測定のマイクロソフトもいるんですが、敵を作りそうなのでここでは言及しないでおきます。(Apple大好き人間)

そんなベックマン・コールター社の大阪支社が千里中央にあります。
今週の火曜日訪問してきましたので、その模様をお伝えしますね!

ウルトラファインバブルの存在を証明する難しさ

ビッグバン

ベックマン・コールターの営業の方との出会いは、忘れもしない、今年の2月くらいでした。
いや、1月やったかな。(忘れとるやないかい)

何年か前にも一度、Mutisizer3でウルトラファインバブル水のmlあたりの数を測定してもらったことがありました。
結局そのときは、粒度分布測定装置と次世代シーケンサーを天秤にかけて、次世代シーケンサーを選びました。
ほんで今回、そろそろデータも古くなってきたし、本格的に品質管理のために粒度分布測定器ほしい! ということでベックマン・コールターさんにお電話したというわけです。

今回はあまり詳しく書きませんが、液体の中の粒子の密度や数を測定する方法は、いくつかあります。

  1. 電気的検知帯法(コールター原理)
  2. レーザー回折・散乱法
  3. 動的光散乱法(DLS)

実は、2のレーザー回折は10nmまで測定できると言われていて、一方で電気的検知帯法のMultisizerシリーズは200nmが検出限界なんです。
シンバイオシスのウルトラファインバブルの大きさは、0.8nm〜20nmくらいがターゲット値。
なのでわたしたちははじめ、粒子測定の受託を行っている会社でレーザー回折を依頼しました。

値段も安かったし、とある2社にお願いしたんですが、どちらも測定値が出ませんでした。

それで、やっぱり粒子測定はベックマンさんしかない、ということでお願いすることにしました。(宣伝するわけなんですが(笑)、最初からベックマンさんにしとけばよかったとちょっと後悔しています)

ベックマンさんにサンプルをお送りしてから待つことあいやしばらく。
なかなかお返事がなく「やっぱ今回もあかんかったか…自信なくすなあ」と思っているところに、担当者の方からご連絡。

「バブルが多すぎてなかなか測れなくて、ものすごく希釈してようやく測れました」

実はこれは清水さんもある程度想定していたことで、弊社サンプル出荷時点ですでに400倍に希釈していたんですが、それでもさらに希釈しないとすぐに振り切れてしまったとのこと。

え、すごない!?
すごない!?
なんだか自慢だらけのブログ記事になってますが、お許しを。
200nm以上でこれだけ数字が出たので、それ以下の大きさのバブルも多量にあるだろうということが推測されるというお墨付きをいただきました。(清水さん泣いてた)

これもそれも、何日もかけて検証してくれたベックマン・コールターのY田さんのおかげ。
ぜったいお金貯めてMultisixer買おうな、と社内で今年のボーナスカットの合意がなされたのが3月。(民間研究所あるある)

Multisizer4eを見せてもらう

コロナの関係で延び延びになっていましたが、先日ついにベックマン・コールター社を訪問して、実際に装置を見せてもらうことができました!

シンバイオシス研究所という組織ができて三年足らず。
いろんな実証が追いついていないままに、多くの方の支えや応援をいただき、ここまでやってこれました。

大学との共同研究や、ベックマン・コールター社のような素晴らしいメーカーさんと出会い、
ようやく、技術が目に見える形になってきました。

研究は「開発」と「実証」の両輪だと言われます。
開発した技術を多くの方に使ってもらい、ヒトや微生物や自然環境にいるみんな、誰も犠牲にならないような研究をこれからも続けていきます。

ベックマン・コールター社のY田さんのお話はすごく面白くて、久しぶりにわくわくしました。
Y田さんには、腸内フローラ移植臨床研究会 第4回の総会で、ウルトラファインバブルをどんなふうに測定したのか、客観的にお話していただく予定です。
オンライン参加もできるので、みなさんぜひ来てください!(菌職人の清水さんも発表しますが、例のごとく宿題(抄録)をなかなか提出してくれないので、詳細ちょっと待ってください)

この記事を書いた人

ちひろ
ちひろ研究員(菌作家)
自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。
でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。
いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。