菌たちと泡と水のお話 9/21学術大会予告編

このサイトのファンの皆さんは気づいておられたと思います。(冒頭から傲慢)
いつからか、トップ画面のスライドショーと各投稿の下部にこんな画像が出ていたことを。

世間はイベントとか旅行を中止する方向になんとなく圧力がかかってますが、
今回は発表したいことがめっちゃいっぱいあって、オンラインと会場の併用で開催することになったそうです。

その中でもシンバイオシスの担当がなんと2回もありまして。
菌職人の清水が提出した抄録を見てむっちゃわくわくしたので、それも交えて皆さんに予告編をお送りします。

2020年9月21日(月・祝) 会場:リーガロイヤルホテル大阪

いやー、連休の中日にほんますいません。
ていうか4連休なんや、ここ。
自宅からオンライン参加したい…(却下)

でも皆さんはオンライン参加可です!
ご自宅からも、ご遠方の会社さんも。

開会のご挨拶 11:00~

腸内フローラ移植臨床研究会の紹介
 代表理事 田中 善 先生(医療法人仁善会 田中クリニック 理事長)

第1部 [腸内細菌と腸内フローラ移植]

基礎研究

●腸内細菌たちとの付き合い方と泡の話
発表:シンバイオシス研究所 上席研究員 清水 真
●菌の認識における高機能ウルトラファインバブル水と生理食塩水との差別化
発表:一般社団法人生物活性研究機構 代表理事 団 克昭 先生

ちひろ

清水さんの抄録はこちらで全文公開しています!
団先生の発表は、たぶんめっちゃむずいです。受容体系が絡んだ菌の認識のお話。専門家のヒトが聞いたら、わくわくするんやと思う。一般の皆さん、わからんくて普通なので、私と一緒にあとで噛み砕いて理解しよう。大丈夫、誰でもはじめの一歩から。(誰やねん)

症例報告

腸内フローラ移植が過敏性腸症候群患者の精神症状に及ぼす効果についての検討
発表: 専務理事 城谷昌彦 先生(ルークス芦屋クリニック 院長)
腸内フローラ移植を受けた過敏性腸症候群の患者の長期経過観察報告
発表: 関西ブロック長 川井勇一 先生(かわい内科クリニック 院長)
自閉症の治療経験
発表: 理事 喜多村邦弘 先生(医療法人喜和会 喜多村クリニック 院長)

パネルディスカッション

●腸内フローラ移植の可能性
座長 代表理事 田中 善 先生(医療法人仁善会 田中クリニック 理事長)

昼食

協賛企業のブース紹介(オンライン配信含む)

会場にお越しの方は、おべんともらえますぅ〜

第2部 [ウルトラファインバブルの検証と可能性]

検証報告、研究・開発

●ウルトラファインバブルの大きさと数の測定検証について
発表:ベックマン・コールター株式会社 粒子計測&遠心機事業部 米田智宏 氏
●10年経っても消えないバブル、高機能ウルトラファインバブル水の可能性
発表:シンバイオシス研究所 上席研究員 清水 真
●バイオ医薬のDDS(薬物送達システム)を高機能化するウルトラファインバブル水の可能性
発表:神戸学院大学薬学部  薬物送達システム学研究室 講師 民輪英之 先生

ちひろ

まじで目白押し。目黒もびっくり目白押し!(白目剥いてこれ言うの、一発芸であげてもいいよ)

一般的に流通しているウルトラファインバブル水を計測する方法では、実はうちの水に含まれるバブルは測定できませんでした。その理由は様々ありますが、ここでは割愛。(大事なとこや)
いわゆる「ええデータ」が出ているUFBのからくりや、本当にUFBを検証するためにはどういった計測と管理が必要なのか、粒度分布測定の世界標準であるベックマン・コールター株式会社の米田さんにお話いただきます。

そして、UFBを医療の分野で活用するために共同研究中の神戸学院大学の先生からも発表があります。
これ、個人的にむっちゃ楽しみ。
まさかDDSでUFBを活用できるかもしれんとは、さすがのCHRもDGM抜かれたわ〜(答:ちひろと度肝)

そしてこの間に挟まれるのが、清水さん。
大丈夫かなと心配していたところ、どえらいデカい話の抄録が上がってきました。
こちらで全文公開しています。うーん、楽しみ。

ベックマン・コールター株式会社 米田さんと

パネルディスカッション

高機能ウルトラファインバブル水の有用性
座長 神戸学院大学薬学部 教授 武田真莉子先生

総括

一年間の研究・開発を振り返って、今後の展望
技術監事 塚本悟郎 先生

閉会のご挨拶 17:00終了予定

専務理事 城谷昌彦 先生(ルークス芦屋クリニック 院長)

▼プログラムのPDF版はこちらからダウンロードいただけます。

腸内細菌たちとの付き合い方と泡の話[シンバイオシス発表その1]

私は1982年から、当時の国立大阪病院の細菌検査室で、来る日も来る日も持ち込まれた便を顕微鏡で観察し、培養・同定・薬剤感受性などの検査をしていました。

コロナのおかげで御存知の方もおられると思います。臨床検査技師という仕事です。

医療現場ではまだまだ「縁の下の力持ち」的な存在で、私が就職したころは薬剤師さんが大半を占める女性の職場でした。

病院中から、血液や尿、便だけでなく唾液、涙、皮膚、毛髪などありとあらゆる生体試料が高密度に集まる、言わば感染性廃棄物取り扱い区画がその主な現場でした。典型的な「3K」です。

そんな環境の中、人体という暗闇の世界から光を求めて集まってきた検体たちに、文字通り光学顕微鏡で光を当てると、まるで意識があるかのように、またある時には怯えているかのようにブルブルと震えている様々な形をした微粒子が見えてきます。細菌たちです。

我々の体は食べ物と水でできています。腸内細菌たちもそれは同じです。

同じものを飲んだり食べたりして共存しているのです。

人体という小宇宙、その巨大な宇宙空間で600万年ほど前から共生している様々な1,000兆匹もの微生物たち。彼らが我々に影響を与えていないはずはありません。

病気もその一つです。

そんな彼らと我々人類が能動的に関与できていない共通の物質があります。
我々にも微生物たちにもコントロール出来なかった、言い換えれば抗原抗体反応を起こさない共通の物質。

それが「水」と「空気」です。

そして水と空気を使ってできる「泡」。

今回は、水に満ちた小宇宙で「泡」をコントロールすることにより、更に良い共生関係に導くことができると信じた我々「腸内フローラ移植臨床研究会」の可能性をお話させて頂きます。

10年経っても消えないバブル、高機能ウルトラファインバブル水の可能性[シンバイオシス発表その2]

水の中に漂う気泡、コップに付着した無数の気泡、底から水面にまっしぐらに進むシャンパンの気泡、そのどれもがシャボン玉の様な膜ではなく境目のない気体分子。その中に様々な物質を閉じ込めることが出来たら・・・、そう考えて35年以上が過ぎました。

学生の頃、私がウルトラファインバブル(旧ナノバブル)に想いを馳せた理由は、人体が泡を気体として認識できないサイズだからです。もちろん細菌たちにもできません。

その泡の性質を物理化学的にみてみると、我々の想像を絶する世界が見えてきます。

その泡の周囲の環境。たとえば水であれば、水分子の振動(ブラウン運動)に身をゆだね、水圧により破裂(圧壊)しさらに小さくなったり、重力に逆らって水面に浮上し大気中に放散したり、さらに小さな泡は浮力と重力が釣り合っていつまでも水中に存在したり、実に様々な挙動を示します。

さらに驚くことに、その水中で1マイクロサイズの泡が圧壊する時、3,000ケルビンの発熱を伴います。摂氏で言うと約2,800℃の熱エネルギーです。今はその熱エネルギーを制御することはできませんが、近い将来その制御に成功したら、数ナノメートルの泡と泡の隙間は、無限の可能性を秘めた無の空間となり得ます。

かの三菱重工が打ち上げ、準天頂衛星の軌道投入を成功に導いた大型ロケットも、その推進力は水素と酸素の正確なコントロールであったように、我々が超微細な気泡を溶液中で安定的にかつ正確にコントロールできるようになれば、、、、人体という小宇宙の住人である共生生物たちと対話する方法から多くのことを学び、人体内での超微細な局所における熱エネルギー利用の可能性を学びました。我々シンバイオシスは、地球上で最も進化したとされる人類が、そのサイズで成し得なかった巨大なエネルギーの利用を共生生物たちのサイズでは実現できることを実証し、その先も無限のフロンティアを切り開く開拓者であり続けたいと考えています。

最先端の泡の物性と可能性のお話をさせて頂きます。

よくあるご質問

コロナ対策はOKですか?

会場では、定員の半数以下の収容という行政の指導に従い、可能な限りの感染対策を講じて、当日ご参加いただける方をお迎えします。どうぞ遠方からのご参加希望の方は、無理せずオンラインでの参加をお待ちしています。(オンライン参加もお申込みが必要です)

オンラインでも演者への質問はできるんでしょうか?

当日までに、ご質問の事前受付フォームをお送りします。
また、当日の発表中もフォームよりご質問いただけます。
発表中にすべてのご質問にお応えできない場合もございますので、ご了承ください。

どの演題も面白そうですが、特におすすめはどれですか?

お弁当の時間ですね。
(というのは冗談で、どれも面白そうなので、おべんとを食べる暇がないのではと思うほど)

この記事を書いた人

ちひろ
ちひろ研究員(菌作家)
自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。
でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。
いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。