第37回日本DDS学会「科学技術が拓くDDS」にて、当社NanoGAS™に関する演題発表を行います。

ちひろです。
昨年も参加させていただいた日本DDS学会学術大会に、今年は神戸学院大学で共同研究を行っている学生さんたちからの演題発表という形で参加できることになりました。
昨年はオンラインでの企業出展という形でしたが、今年は研究が進み、NanoGAS™に関する2演題で発表できるまでに至りました!
(出展レポート:第36回 日本DDS学会「DDSが創る未来の医療モダリティ」出展レポート&そもそもDDSって何。)
Zoomでもご参加可能ですので、ぜひご視聴いただければと思います。
目次
NanoGAS™って?
シンバイオシスの基盤技術であるNanoGAS™。

近年、農業・漁業・工業・医療分野などで非常に注目されているウルトラファインバブル(UFB)という新素材についてご存知の方も多いのではないでしょうか?
最近では高速道路のトイレや美容業界でも採用されるようになり、言葉だけは聞いたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
ウルトラファインバブル(UFB)技術は、水に細かな泡を発生させることで様々な機能を実現させられることから、
「環境に優しくコストパフォーマンスに優れた次世代型の新素材」として期待が高まっています。
まだまだ未熟な分野でありながら、ここ十年ほどで一気に研究が進みつつある分野という点で、腸内細菌と共通しているかもしれません。
(参考URL1:NanoGAS™を支える技術、ウルトラファインバブル(UFB)とは)
(参考URL2:ウルトラファインバブル(UFB)分野の論文・資料 )
実はNanoGAS™というのは、弊社オリジナルのウルトラファインバブル(UFB)ブランドの名前です。
他の技術を利用したウルトラファインバブル(UFB)と比較して、長期間バブルが残存できることなどの優位性から、主に医療分野での活用を目指して神戸学院大学と共同研究を行っています。
(参考URL3:私たちのNanoGAS™技術)
(研究概要:UFB水を溶媒とした腸内フローラ移植による生活習慣病への治療効果の検証およびバイオ薬物の吸収性への影響〈神戸学院大学 薬学部様〉)
演題1:NanoGAS™(Nanobubble)水のバイオ薬物の消化管吸収性に及ぼす影響(口頭演題)
2021年6月29日(火)16:30~17:20
経皮・経肺・経粘膜デリバリー 生体分子デリバリー ※優秀賞応募演題
発表者:矢部 梨花子さん
演題2:NanoGAS™(Nanobubble)水の飲水安全性および生理的作用の評価(ポスター演題)
2021年6月29日(火)13:40~14:20
生体分子デリバリー ※優秀賞応募演題
発表者:島田 美輝さん
開催概要

【大会名】
第37回日本DDS学会学術集会
【テーマ】
科学技術が拓くDDS
【会期】
2021年6月29日(火)・30日(水)
【会場】
幕張メッセ国際会議場
〒261-8550 千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目1
この記事を書いた人

- 研究員・広報(菌作家)
-
自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。
でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。
目に見えないものたちの力を感じる日々です。
いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。
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