腸内細菌と腸と免疫の記事まとめ
わたしたちを病気から守ってくれている免疫力。
実は腸と深い関係があるのをご存知ですか?
腸は体の外から取り込んだ栄養に紛れて異物が混入していないかを見極める最後の砦であり、
緊急時にいつでも出動できるよう、免疫細胞たちが普段待機している場所でもあります。
そのため、免疫の7割は腸で決まるとも言われます。
いえいえ、わたしたちは「免疫の9割は腸内細菌で決まる」と思っています。
赤ちゃん免疫細胞がどんな大人免疫細胞になるかを決めるのに重要な役割を果たすのも、腸内細菌の果たすところが大きいのです。
【免疫による選抜】定員は100兆、腸内細菌入学試験の実況中継です。
お久しぶりです。最近あんまりブログが書けていなくて、めちゃくちゃストレスたまってたので、今日はメールチェックすらせずに先にブログ書いています。メールチェックって、時間かかるわりにあんまり達成感ない。 みなさん、ストレスは […]
免疫力が大切っていうけど、そもそも何なん?【腸と免疫シリーズ1】
人間が自分という肉体・精神を持って生きていく上で、あらゆる分野に出てくるキーワードを最近見つけました。 「免疫」です。 この免疫の仕組み、知れば知るほど医療の分野だけにとどまらない、人間全体、生命全体、宇宙全体のあり様に […]
免疫の異常と疾患のものすごく深い関係【腸と免疫シリーズ2】
前回は、免疫の基本のきの字でした。 今回は、その免疫のシステムが崩れるとどうなるねんってところのお話をしようと思います。 免疫システムが正常に働いている状態 わたしたちの身体を守ってくれている免疫というシステムは、実に多 […]
四段構えで身体を守ったり保ったり【腸と免疫シリーズ3】
免疫シリーズの記事を書くのが、嫌になっています。なぜなら、免疫というシステムは、人類に理解されることを求めていないから。(君にはまだ早かったな) AKB48とHKT48とNMB48と欅坂と乃木坂とその他諸々の48の顔と名 […]
自然免疫でパトロールして、獲得免疫でいざ出陣【腸と免疫シリーズ4】
微妙に風邪です。免疫力はめちゃくちゃあるほうなんで、いつも風邪は引きかけで終わります。 その「引きかけ」状態が何週間か続いてる。免疫力が下がってるんかもしれん。 でも中途半端にベースがいいせいで(お母さん丈夫に産んでくれ […]
男子のケンカ(細胞性免疫)と女子のケンカ(液性免疫)【腸と免疫シリーズ5】
今日は、前座として仕事における緊急性と重要性のお話をしたいと思います。 1,緊急性が高く重要性も高い業務というのは、例えば期日までの納品とか、電話対応。こちらの都合など関係なしに、ねじ込んできます。まるで、ほんの少し空い […]
免疫の要、腸管免疫のしくみ【腸と免疫シリーズ6】
いつのまにか6月になっていますが、恒例の「余裕のあるときにまったり更新! 免疫シリーズ」をお送りします。(更新のスタンスを勝手に変えるな) ちなみに今日は、まったく余裕はありません。ここでいう「余裕」というのは、「現実逃 […]
《もっと詳しい》免疫の要、腸管免疫のしくみ【腸と免疫シリーズ7】
前回の記事で、腸管免疫は「微生物学的バリア」、「物理的・化学的バリア」、「リンパ球たち(T細胞、B細胞)」によって機能しているという話をしました。 では、それぞれ具体的にどんな働きをしているのか?特にリンパ球たちの働きに […]
不定愁訴の原因は「経口免疫寛容」にあるかもしれん【腸と免疫シリーズ8】
免疫シリーズをきちんと終わらせないまま、またも二ヶ月経過。ほんとにすいません。 前回の記事「《もっと詳しい》免疫の要、腸管免疫のしくみ【腸と免疫シリーズ7】」を読み返しながら、 「なるほどなぁ。なかなかうまいこと書いてる […]
不妊と妊娠を隔てている一因は、Tregと腸内細菌のコンビ愛である【腸と免疫シリーズ9】
というわけで、始まりましたぁ! シリーズ『あなたも聖徳太子の子どもだった!?』(タイトルがなんか不謹慎) 地球上に長く存在しつづけることがすなわち善きことかどうかが別にして(仏教には涅槃という考え方もあるわけやし)、わた […]
現代人は腸内細菌の住処を奪っている【腸と免疫シリーズ10】
正座って、どれくらいできます?わたしは20分くらいです。(最近、この前座部分がなかなか思いつかん) 昔の人は、何時間でもできたそう。椅子に慣れていると、正座ってできませんよね。 ちなみに、最近の若い子って、うんこ座りでき […]
獲得免疫はアップデートできる?なぜ他人の腸内フローラが定着するのか。【腸と免疫シリーズ11】
生まれつき丈夫な人と、生まれつき病気がちな人が存在します。ありがたいことに、わたしは完全に前者。 やや免疫過敏なところがあり、幼少期はアトピー、スウェーデンではなぜか9ヶ月ほど激しい下痢に見舞われるなどのハプニングもあり […]
ちょうどいい炎症状態って? 免疫のエンジンとブレーキ、Th17とTreg
ちひろです。 先祖の人たちの頑張りのおかげで、わたしたちには徒歩以外で移動するための手段がたくさんあります。カゴ、馬、自転車、車、電車、新幹線、船、飛行機。 お気に入りの移動手段ってあります?わたしは徒歩です。(先祖の努 […]
この記事を書いた人

- 研究員・広報(菌作家)
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自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。
でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。
目に見えないものたちの力を感じる日々です。
いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。
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《特許出願中》
腸内フローラ移植
腸内フローラを整える有効な方法として「腸内フローラ移植(便移植、FMT)」が注目されています。
シンバイオシス研究所では、独自の移植菌液を開発し、移植の奏効率を高めることを目指しています。(特許出願中)