1982年から続けてきた微生物の基礎研究や医療機関における臨床を経て、独自の腸内フローラ移植(便移植)方法を開発しました。微生物たちとの共存共栄には、無限の可能性があると信じています。
シンバイオシス研究所 -微生物との共存共栄-
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留学うつは腸内フローラの乱れが原因だったのかもしれない。

留学

インターネットが発達し、航空券が安く手に入るいま、海外はこれまでよりももっと身近な存在になりました。
それに伴い、学生・社会人を問わず留学に行く方がずいぶん増えたように思います。

留学という言葉の響きから連想するものは何でしょうか?

  • 異国で出会う新しい友人
  • レベルの高い学問
  • 美味しい食べ物
  • 刺激的な異文化体験

どれもこれも、未知の世界に広がる素敵な体験を連想させてくれます。
多くの人がわくわくとちょっぴりの不安を持って、留学に出発するのでしょう。

実際、わたし自身が留学に出発したときも、向かった先にある胸躍る体験へ思いを馳せながら、小さな寂しさや不安を抱えて飛行機に乗ったことをよく覚えています。

けれど大学三年生の夏から一年弱のスウェーデン留学生活は、わたしが想像していたものとはまったく異なる厳しい経験でした。

もし今、留学先で気分が落ち込んだり、自分が自分ではなくなっていく感覚のある方。
それはもしかしたら気分の問題だけではなく、食生活や環境の変化により腸内環境が変化し、結果として精神的につらい症状が現われているのかもしれません。

肉・乳製品を食べるたびに襲う腹痛

肉

留学、それすなわちパーティーです。
欧米の人たちは、とにかくパーティーが好きな人が多かった。

他の留学生や現地の学生たちと交友を深めようと思えば、まずパーティーに行くことが必須でした。
わたし自身はあまりパーティー好きなタイプではありませんでしたが、異国の地でひとりぼっちになるのは嫌だったし、外国人の友だちをたくさん作りたいと思っていたので、よく顔を出していました。

スウェーデンの学生のパーティーは、持ち寄り式が主流。
あるいは、先にご飯は済ませておいて、お酒だけでパーティーをする。

外食がものすごく高くつくので、日本のように居酒屋で飲み会をすることはほとんどありません。

そこで出されるみんなの手作りの料理、濃厚な乳製品、変わったお菓子、強いお酒。
口に合わないものもありましたが、どれもこれも初めての味で、とても楽しい時間を過ごしていました。

でも、パーティーのあとには必ずお腹を壊してしまいました。
急に食べるものが変わったからで、そのうち慣れるだろう、とそのときは考えていました。

それから二ヶ月ほどが経過しても、相変わらずお腹を壊し続けました。
海外にいるということのストレス、そして食べ物が原因だろうと思われました。

でもここの食べ物を食べるしか選択肢はないわけだし、病院でもらった薬も日本人のわたしには合わず、逆に体調が悪くなりました。

やる気、自信の喪失。無気力と敗北感。

無気力

その間も授業とパーティーは続きます。

これまで大きな挫折を味わったことのなかったわたしは、ハイレベルな授業に必死についていこうとしていました。
英語もままならないまま、自分より年上の大学院生と一緒に課題をこなしていくことは、想像以上に大変なことでした。

これまでのわたしなら、「望むところ!」と奮起して頑張るところなのですが、このときはそんなふうに思えませんでした。

「こんな難しい授業もう無理やし、他の人にも迷惑かけてる」という気持ちがずっとつきまとって、ただただ授業が早く終わることを望んでいました。
友達に会うのも億劫で、引きこもっていきました。

スウェーデンには冬が訪れ始めている頃でした。
気温は氷点下まで下がり、日照時間も極端に少ない北欧の冬は、慣れていない日本人の身体には思いのほかきついものでした。

周りのみんなは留学が楽しそうで、「わたしだけ留学に失敗してるんや」という、敗北感とも罪悪感ともつかない悲しみを、なんとか紛らわせながら日々をやり過ごしました。

五年後、腸内フローラのことを知った

発見

帰国してからも、わたしのうつ状態は続きました。
もういろんなストレスから解放されたのにもかかわらず、留学で何かの歯車が狂ってしまったかのように。

自分に憤り、社会に憤り、世界に憤り、もう何を目指したらいいのかもわからなくなってしまいました。
肉体的なものなのか精神的なものなのか、体調もなんとなく優れず、仕事を辞めざるをえない結果にもなってしまいました。

それから縁あって腸内フローラ移植の存在を知り、うつ状態から抜け出すことができました。
自分がうつ状態から抜け出すなんて、想像もできないことでした。

今となっては、「スウェーデンの食生活の影響で腸内環境のバランスが崩れてしまったのかもしれない」と思えます。

もちろん、食生活だけが原因というわけではないでしょう。
腸内細菌は、ストレスの影響をかなり受けます。

食べ物が変わる

お腹壊す

腸内環境バランスが崩れる

言葉の壁、授業の難しなさなどのストレス

さらに腸内環境バランス崩れる

もう自力ではどうしようもないほど体調悪化

のプロセスを辿ったのではないかと考えています。
実際にそのときフローラバランス検査をしたわけではないのでわからないですが、おそらく肉や乳製品が強すぎたのだと思います。

もともとアトピー持ちだったので、食べ物には特に敏感に反応してしまったのでしょう。

実は、スウェーデン人の腸内フローラバランスは、日本人のそれと似通っているはずなのです。
それでも、食べ物や気候、その他のストレスなどで腸内細菌は大きく変わってしまうことがあるんですね。

思わぬところに「留学うつ」の原因があったかもしれないということに気づき、ちょっとだけ楽になりました。

スウェーデンへは、短期間の旅行でまた行きたいなあ、と思います(^^)

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自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。 でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。 いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。 ご挨拶と自己紹介も併せてご覧ください。
腸内フローラ移植(便微生物移植)を知っていますか?
わたしたちの腸に暮らす腸内細菌たちと健康との関連が、世界中で次々に明らかになってきています。 「すべての病気は腸から始まる」と言われるように、腸内環境が崩れると病気を引き起こすことが知られています。
健康な人の腸内フローラを移植することで、ふたたび健康を取り戻そうという治療法に期待が高まっています。
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