腸内細菌は個人主義ではなく関係性に宿る[2020.7.2]腸内細菌最新トピック

酪酸産生機能を有する新細菌群(C細菌群)をヒト腸内フローラから発見

ヒト腸内フローラから新細菌群を発見 – 早稲田大学

(原文)Revealing the microbial assemblage structure in the human gut microbiome using latent Dirichlet allocation | Microbiome | Full Text

キタキタキタキタ。
ついに学術的なお方たちが、細菌たちを個々の働きではなく関係性と群れの概念で見てくれるようになってきた。(引くほど上から目線)

これは久々に論文感想文シリーズやりますか。

兄弟、同世代のドナーが便移植療法の長期治療効果を高める

兄弟、同世代のドナーが便移植療法の長期治療効果を高める|学校法人 順天堂のプレスリリース

なるほど、潰瘍性大腸炎には兄弟・同世代ドナーがよかったんか。参考になる。
この兄弟というのは、同居なのか別居なのか聞きたい…
そして、抗生剤で腸内細菌叩いてからではないバージョンの移植もぜひとも研究してほしい…
お話聞きたいけど、東京遠い…

パーキンソン病患者に世界共通で認められる腸内細菌叢の変化を明らかに

パーキンソン病患者に世界共通で認められる腸内細菌叢の変化を明らかに-名大ほか – QLifePro 医療ニュース

「世界共通」というのはかなり注目。
どの疾患にも言えることですが、健康なときは国によって腸内細菌たちのバランスはかなり多様なのに対し、疾患ベースで見ていくとフローラの崩れ方って結構似通っていたりするし。

そしてこの論文によって、Akkermansiaの無条件信奉者がちょっとでも減りますように。
Akkermansiaを持っているドナーを!!!と強いリクエストをいただくこともあるんですが、ほんまにええんですかと思いながら、ご提案しています。
もちろん、悪い子たちではないと思うねんけど。

この記事を書いた人

ちひろ
ちひろ研究員(菌作家)
自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。
でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。
いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。
個人ブログ→千のえんぴつ
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《特許出願中》
腸内フローラ移植

腸内フローラを整える有効な方法として「腸内フローラ移植(便移植、FMT)」が注目されています。
シンバイオシス研究所では、独自の移植菌液を開発し、移植の奏効率を高めることを目指しています。(特許出願中)