
おなかの中の小さな戦士たち
腸内細菌たちは、私たちのおなかの中に「寄生している」わけではありません。
そこに住んでくれている菌たちは、私たちを健やかにし、豊かにし、時には私たちの有り様まで決めてしまうこともあるのです。
彼らに心地よく過ごしてもらうために、私たちの体が存在する。そんなふうに考えたことはありますか?
世界には、私たちの五感で感じられるありとあらゆるものが存在しています。
例えば、りんご。
真っ赤に色づいたりんごを触ったときの固さや、口の中で噛んだときの食感や音。甘酸っぱい匂いと味。
このように、五感で知覚できるものがわたしたちの世界にはたくさんあります。
一方で、五感では直接知覚できないけれど、存在すると考えるのが妥当なものも多くあります。
例えば、時間や原子などの理論物理の領域が代表的でしょう。
また、電子顕微鏡や遺伝子解析技術を使って間接的に知覚できるようになったものもたくさんあります。
そんな中で私たちが主に扱っているのが、微生物たちです。
目に見えない彼らの存在がわたしたちの祖先であり、今のヒトを生かしている。
不思議だとは思いませんか?
このサイトでは、私たちの仲間であり師である微生物たちとの共存の可能性を探っていきます。
あなたは同じ微生物研究者の方でしょうか。
それとも健康に関心の高い方?
あるいはご病気をお持ちで、腸内細菌に力を借りようとされている方かもしれません。
ここではヒトを、ホモ・サピエンスという種以上に区別することはありません。
みなさんを揃って、微生物たちの世界にご案内します。
腸内フローラ移植(便移植)

何十億年も前から、私たちの祖先はずっと微生物たちと共生してきました。中でも腸内細菌はヒトの健康維持に大きく貢献してくれています。
続きを読む私たちの腸内フローラ移植技術

独自に開発した当研究所の移植は、ドナーバンクから厳選した菌液や、特許出願中の技術を使用した移植後の高い生着効果を期待できることが特徴です。
続きを読む腸内フローラ移植をご希望の方へ

シンバイオシス研究所は、「研究開発部門」として腸内フローラ移植臨床研究会に参加しております。
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クリニック・医療関係者様へ

私たちは、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会と連携し、患者さんへ安心・安全に移植を行うために組織的な運営を行っています。腸内フローラ移植を貴院で導入されることをご検討中の医療関係者様はこちら。
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腸内フローラ移植の実際の臨床例
腸内フローラ移植(FMT)の症例につきましては、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会のウェブサイトにてご紹介しております。