1982年から続けてきた微生物の基礎研究や医療機関における臨床を経て、独自の腸内フローラ移植(便移植)方法を開発しました。微生物たちとの共存共栄には、無限の可能性があると信じています。
シンバイオシス研究所 -微生物との共存共栄-
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2回目の腸内フローラ移植と、その後【腸内フローラ移植体験談9】

(体験談1〜8は、記事下部からお読みいただけます)

1回目から一週間と空けずに、2回目の移植を行っていただきました。

今回は前回より濃度を上げ、腸内細菌を安定させるとのこと。清水さんに経過とお礼をお伝えしました。
わたしの場合は、今回(2回)で移植はいったん終了し、様子を見るとのことですが、これからも健康維持のため、年に1回くらい移植してバランスを維持するのがおすすめだというアドバイスもいただきました。

これまで健康なんてどうでもよかったですが(長生きなんてごめんだと思っていました)、寿命の長さはともかく死ぬまで健康でいるということは、自分のためにも家族のためにも、あとの時代の人たちのためにも大切だなと思えるようになっていました。
病気になってからでは、自分もしんどいし、お金もかかる。

もうだいぶ元気だったのもあり、2回目の移植のあとは1回目ほどの劇的な感動はありませんでした。
この一週間ほど、元気なのがうれしくて寝不足だったので、ぐっすり十二時間眠りました。
テンションがお祭り騒ぎだったのが、穏やかな日常に戻った感じです。

腸内フローラ移植は、スーパーマンになるわけでもなく、まったく波のない入り江のようになるわけでもありません。
今でも悲しくなることはあるし、怒ることも嫌なことも、ぐったり疲れることもあります。

でもそれは、人生を生きる上ではなくてはならないスパイスだと思います。
もしそんなのが一切なくなってしまったら、それは空腹のない帰り道であり、冬のない春であり、月曜日のない日曜日みたいなものです。
幸福であることに気がつけなくなってしまうでしょう。

でも、もう前みたいに何日も何日も理由もなくふさぎ込んでいたり、突然感情が爆発したり、何かを破壊してしまいたいという衝動に襲われることはなくなりました。
わたしはわたしとしてちゃんとここにいて、もちろんこれまでの記憶も、考え方も残っている。そして定職がなく、相変わらず負けず嫌いのさみしがりやで、妹みたいにいい匂いもしないし、好き嫌いもあるし、15キロ太ったままです。

事実はなにも変わっていない。
それなのに、わたしの中では何もかもが変わりました。

楽しく生きることって、きっかけさえ見つかれば難しいことじゃないかも。
そのきっかけが努力しても努力してもつかめなくて、もうほんまにしんどいなって思ったら、外に頼ってもいい。

あとは自然と自分で頑張れるようになるし、強くなれるし、感謝もできるようになる。だから大丈夫。

そうすると、次は事実が変わりだしました。
まず、家族との関係が良くなりました。お互いに思いやれるようになって、笑っていることが多くなりました。

そして、前より外に出られるようになりました。ひとりで集中して何かを作り上げるほうが向いているという性質は変わっていないのですが、人が怖くなくなった。

無理しなくても運動できるようになったし、仕事のお話もいただけた。

こういう「何もかもが上手く回りだしたんです!」って体験談、雑誌の最後の方にある魔法の石コーナーで見たことありますね(人の思い込みの力って素晴らしいですよね)。
今回は魔法の石ではなくて、科学的な方法がきっかけでしたが、でもやるからには信じてやったほうがいいと思うし、これからされる方も可能であれば信じてからしてほしい。

わたしは腸内フローラ移植を受けて人生がもう一度楽しめるようになりました。

うつだけではなく、潰瘍性大腸炎やクローン病、糖尿病などの生活習慣病、アトピー、美容にも効果があるのではという期待から、日夜研究は進んでいます。

もちろんその素晴らしさをお伝えしたいというのはありますが、「万人にとっての正解は存在しない」という考え方をしています。
他の治療法や、費用、自分の死生観、家族のこと、その他もろもろの状況を含めて考えるべきだと思います。

わたしにお役に立てることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。そばにいて、お手伝いします。
そして決めるのは、読んでいただいているあなた自身です。

2017.6.19
ちひろ

※その後、就職して突然環境が激変したこと、多忙による疲労などで再び調子を崩し、9月頃から追加で3回の移植を行いました。
移植後は、せっかく移植した腸内細菌を大切にするために生活習慣を整えたり、ストレスを適度に抜くことの大切さを学びました。

多忙は現在も変わっていませんが、あのわたしがこの生活をできているのは、間違いなく移植のおかげだと思っています。
今後、予防医療として、病気になってしまう前に定期的なフローラ移植による健康維持も広まれば良いなあと感じています。
追加の体験談も、追い追い書きます。

2018.2.20追記
ちひろ

★追加移植について、体験談をアップしました★
環境の激変と移植3〜5回目【腸内フローラ移植体験談10】

※あくまで移植を受けた個人の感想であり、効果効能を保証するものではございません。

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自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。 でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。 いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。 ご挨拶と自己紹介も併せてご覧ください。
腸内フローラ移植(便微生物移植)を知っていますか?
わたしたちの腸に暮らす腸内細菌たちと健康との関連が、世界中で次々に明らかになってきています。 「すべての病気は腸から始まる」と言われるように、腸内環境が崩れると病気を引き起こすことが知られています。
健康な人の腸内フローラを移植することで、ふたたび健康を取り戻そうという治療法に期待が高まっています。
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