腸内フローラ移植(便移植)の研究開発専門クリニックです。腸内フローラ移植臨床研究会の専属研究機関として、全国の医療機関と連携しています。
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腸内フローラ移植(便移植)のスーパードナーの条件を公開します

便移植ドナー

うんちを持ったことはありますか?(今からごはんの人ごめん)

素手でうっかり触っちゃったとかじゃなくても、何かに包んだ状態でもいいですよ。(そういう状況のほうがまれやわ)
そもそも、検便とかでちょっとならまだしも、うんちをごっそり便器の外に出すタイミングもなかなかないですよね。

わたしは仕事柄、ドナーのうんちを手に持つ機会もたまにあってですね。(うちの菌職人はほぼ毎日)
採れたて新鮮な場合なんかは、ちょっとホカホカなんですね。

「うわー、ここに一体何兆の腸内細菌たちがいるんやろう!(ハアハア)」とか思いながら、マイナス80度の冷凍庫に入れます。(変態やん)

で、ドナーたちはやっぱり「健康な腸内フローラ」を持っていることには変わりないんですが、そのうんちにドナーの顔がうっすら見えることがあって。
ドナーと患者さんをマッチングさせるときに思い浮かべるのは、実はドナーの顔がメインで、それにプラス背景として腸内フローラバランスが大事なんです。

とはいっても、もちろんイケメンの腸内細菌が優れているとかそういうわけではもちろんありません。
いや、やっぱり乙女としてはイケメンの腸内細菌がいいという心理も働かないではないですが、うんちのイケメン度はそこまで顔に比例しません。

そこで、よく使うドナー(いわゆるスーパードナーと呼ぶことも)って、一体どんな特徴を持つ人たちなのか、イメージでちょっと紹介してみます。

従来の「優れた」ドナーの基準

ドナーについては、今までもたびたび触れてきました。

ドナーについての基本的な考え方については、以下の記事で。

あなたのうんちが誰かの役に立つ。腸内フローラ移植のドナーについての考え方。

理想の腸内フローラというのは、果たしていったいどんなもんなんかということは、以下の記事で。

ドナーは「理想の腸内フローラ」を持った人がなれるのか

患者さんに安心してもらいたくて、ドナー情報の公開をはじめましたという話は以下の記事で。

腸内フローラ移植(便移植)、ドナー情報の公開はじめました

これらの記事の中で、
腸内フローラだけでドナーマッチングをしているわけではない」ということ、
健康であれば誰でも、誰かのドナーにはなれる」というお話をしてきました。

何年か前まで、「優れたドナー」とはアスリートのように強靭な肉体と精神を兼ね備え、どのような些細な疾患もはねつけ、徹底的にコントロールされた生活習慣を送る若い人だと考えてきました。

けれど、最近になって患者さんとのマッチング率が高いのは、案外アスリートではないことがわかってきました。

アスリートがドナーである場合、一般的に「強すぎる」「狭すぎる」ような感じがするのです。
つまりどういうことかというと、確かにアスリートは自分で持っている分には健康な腸内フローラかも知れませんが、
人にあげるにはちょっと特殊すぎますねということ。

腸内フローラ移植(便移植)におけるスーパードナーとは

スーパードナー

アスリートでなければ、どういう方がスーパードナーと呼べるんでしょうか。

もちろん、そのときに多い患者さんの傾向(主に疾患)によって変わります。
ただやっぱりよく使うドナーというのはいまして。

よく使うドナーというのはつまり、比較的ずっと患者さんとのマッチング率が高いということ。
婚活市場で言うところの、「イケメン 高収入 紳士的 健康」みたいなスペックを持っているということです。(世知辛いけどな)

余談ですが、婚活も合コンも女子会も習い事も、何なら友達とお茶するのさえめんどくさいほど出不精なので、文通コミュニティに登録してみました。
文通村ってところで、「まひるのまひろ」ってペンネームで登録してるんで、男女年齢問わずよかったら誰か文通しましょう。(匿名性コミュニティの良さ、この瞬間に全部ぶち壊したで)

では早速、スーパードナーになれる可能性のある人たちの肉体的、精神的特徴を見ていきましょう。

逆転の発想を持った肉体的健康度

健康優良児

心と体を分けて考えることはナンセンスですが、とりあえず肉体的にはむちゃくちゃ健康! という人を思い浮かべてください。

案外アスリート系ではなかったりしません?
ちょっと天然系の、好き嫌いせずよく食べます系のアホっぽい男の子やったりしません?(失礼なやっちゃな)

自分の腸内フローラとして一緒に菌たちと暮らしている分には別として、他の人の体に送り出すという意味合いにおいて、まさしく「ドナー向き」と言える肉体的特徴があります。
今回は、これまでさんざんお話している血液検査や便検査のクリア、病気を持っていないことなどの基本的な部分は割愛します。

肉体的な意味合いにおけるスーパードナーの必須条件は、「何を食べても大丈夫」なタイプだと言えます。

これ、逆の発想なんです。
いかりスーパーのオーガニック野菜を毎日食べているマダムでもなく、
消費期限を厳密に守って、食材は必ず洗う清潔派でもなく、
管理栄養士の指導のもと適切な栄養バランスコントロールのされた食事をしているアスリートでもない。

よく言えば自然体、率直に言えば野生児のような食生活でも毎日快便、健康に暮らせる人こそ、真のドナーにふさわしいと思いませんか。

「やっぱり、日本の水道水は世界に誇る飲料水やね」ってごくごく飲んでる人、ワイルドで素敵やわ。

睡眠や、職場のストレスに対しても同様の反応ができる人が、理想です。
言い換えれば、このストレスだらけ、添加物だらけの現代社会において、特に意識しなくても健康でいられる人ということになります。

注意すべきなのは、添加物に鈍感で、将来大病するまで気づかないタイプというわけではないんです。
「あ、これいらんわぁ」とか、「今日は魚にしとこーっと」という寄り分けが、原材料表示を見なくても自然とできるタイプ。

「現代の化石」的な性格

現代の化石

当研究所のドナーの選び方が、最終的には「性格」をもっとも重視していることはこれまでもお話してきました。

あれ、お話してなかったけ。
そしたら今お話します。

性格がなにより大事です。

ここに、当研究所の菌職人がメモしていた「スーパードナーの必須条件」を、勝手にコピペします。(本人の許可なし)

スーパードナーの必須条件
他人が気付かない部分に細やかな気遣いがさり気無く出来て、異性だけではなく同性からも好かれる、素朴な「現代の化石」的なドナー。
へき地、離島のお百姓さんまたは漁師さんであると尚よい。


感謝の気持ちを何時も最優先で持っていること。
お詫びの気持ちは二番目であること。

全てのものと共存共栄出来ること。


細かなフローラバランスは二の次である。シンバイオシス菌職人の個人的なメモより

すてきですね。
ほっこりします。

具体的に言うと、スーパードナーたちはみんな、電車でお年寄りに自然と席が譲れるタイプだと思います。

いろいろなパターンのドナーがいてほしいという意味

ドナーの多様性

スーパードナーたちが電車で席を譲れるタイプとはいっても、その譲り方はさまざま。

「いや! すいません、気づかんかって。どうぞどうぞ、ここ座ってください。わたし次降りますし、ほら、ちょっとぐらい立ってたほうがダイエットなるでしょ!」
と、お腹の肉をつまみながら相手に選択肢を与えないタイプ

「あの、よかったらどうぞ」
とだけ言って、小さい声でにっこり譲る育ちのいいお嬢様タイプ

「あ、ここ」
と手で席を指して、別の車両に移るクール系男子タイプ

「あの〜、もしかしたら余計なお世話かもしれないんですけど、その場合は全然断ってくれてOKなんですけど、お年寄りに見えるとかそういうわけではなく、単に座られたほうが楽かなという、なんというかおせっかい的な感じで、席よかったらどうぞ」
という、めんどくさいタイプ

他にも、「いや、おばあちゃんのほうが歳上やねんから座りや」って突っ込みたくなるような自己犠牲に満ちたおばあちゃんとか、そもそも席に座らないタイプとか。

自分が座るときは、「ごめん、、、、今日はちょっとしんどいねん、、、、」と心でつぶやく感じの方。

譲られる側も、心地の良い譲られ方って違うと思うんです。(そうかな?)

これが、いろいろなパターンのドナーがほしい所以です。

実際に、腸内フローラバランスで言うとどんな感じか見てください。

中央値ドナー

健康な人のバランスはだいたいこの菌とこの菌が○:○、というような独自の中央値に基づいて、すべての菌が「健康」のど真ん中の値を示している人がこれです。

中央値

免疫力高いドナー

菌とウイルスは違う?
そもそもどっちにもかからんから、あんまり興味ないわ〜というタイプ。

免疫力高い

免疫力寛容ドナー

アレルギーとか、花粉症とか、そういうの大変なんやろねえ。気の毒に。
と、自分には関係なくても本当に気の毒がる優しい人。

免疫寛容

ポジティブ思考ドナー

怒られていることに気づかないタイプ。人が好き。

ポジティブ思考

生活習慣病対策ドナー

お腹周りの脂肪が気になり始めたあなたへ。

生活習慣病対策

このように、個性豊かでラブリーなドナーたちの好意のもと、腸内フローラ移植は支えられています。
もう少し規模が大きくなれば、ドナーの人数や募集の仕方も変わると思いますが、現時点ではこちらからのお声がけか、知り合いの紹介に留めさせていただいています。

この記事を読んで、「私もドナーなれるかも」と思った方、まずはお友達からはじめませんか?

文通村ってところで、「まひるのまひろ」ってペンネームで登録してるんで。(なるほどそういう流れね)

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自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。 でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。 いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。 ご挨拶と自己紹介も併せてご覧ください。
腸内フローラ移植(便微生物移植)を知っていますか?
わたしたちの腸に暮らす腸内細菌たちと健康との関連が、世界中で次々に明らかになってきています。 「すべての病気は腸から始まる」と言われるように、腸内環境が崩れると病気を引き起こすことが知られています。
健康な人の腸内フローラを移植することで、ふたたび健康を取り戻そうという治療法に期待が高まっています。
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