1982年から続けてきた微生物の基礎研究や医療機関における臨床を経て、独自の腸内フローラ移植(便移植)方法を開発しました。微生物たちとの共存共栄には、無限の可能性があると信じています。
シンバイオシス研究所 -微生物との共存共栄-
上記の電話は腸内フローラ移植臨床研究会につながります
受付時間:10:00〜17:00(土日祝除く)

【前編】腸内フローラ移植で治りやすい「うつ」のタイプがあるんじゃないかと思う

うつと腸内フローラ

スタフィロコッカス!!!

これ、微生物語で「こんにちは」って意味なんで、覚えて帰ってください。(ちゃうわ。「ブドウ球菌」って意味やわ)

おかげさまで、公式な研究会として腸内フローラ移植の臨床研究が始まってから、もうすぐ一年が経とうとしています。
消化器内科系の疾患だけにとどまらない、本当にいろいろなご病気をお持ちの方が希望を持ってお問合せしてくださっており、気が引き締まります。

そんな中、「うつ」という病気について最近よく考えさせられます。

患者様の中には、かつてのわたしがそうだったように、ほんの数回で症状が改善される方がいらっしゃいます。
▼体験談を掲載しています▼
ご挨拶と自己紹介【腸内フローラ移植体験談1】

一方で、10回、15回と移植を続けながら、徐々に気分の波が収まり、穏やかになっていかれる方もおられます。(残念ながら、途中の波の段階で離脱してしまう方も)

この差はいったい何なんでしょうか?

本人の生活習慣?
もともとの性格?
周りの環境?
ドナーとの相性?

検討すべきことはたくさんあるんですが、そのうちのひとつに、気分の落ち込みが「うつ」とひとくくりにされてしまっていることに、問題があるんじゃないかと思ったんです。

つまり、うつにもいろいろ種類があって、それによって腸内フローラ移植が効きやすかったりそうでなかったりするのではないかと。
もしほんまにそうやったら、研究会の先生に論文にしてもらお。

「うつ」とそうじゃない人の差

プチうつ

はぁ〜あ。人生って、何なんやろう。(秋とともにやってくる煩い)

自分はこうして、ほんの20年前まではなかったような高性能のパソコン使って(愛しのiMac。名前はシンドリー)、
ほんの20年前までは見向きもされなかった腸内細菌のことを自分なりに勉強して人様に発信して。

周りを見渡すと、トラックの運転手としての人生があったり、僧侶としての人生があったり、専業主婦としての人生があったり。
それも一生固定ではなくて、どんどん変わってゆく。

一秒でも早く計算をして、一つでもミスを少なくするためにどんどん自動化や効率化が行われる一方で、
腹の足しにもならん恋をして失敗したり、戦争のために莫大な時間とお金をかけたり、自然災害であっけなく死んだりする。

わたしらの人生って、いったい何なんやろう。(た〜め息。)

こういうふうになるとき、ありますよね。
わたしなんて、ありすぎてこれがデフォルトやもんな。
で、打ち合わせの時とかだけ、「あ!どうも! おつかれさまでーーーーっす!!!!」ってテンションになって、終わったら「今の3時間に一体どれほどの……」とかなる。(めんどくさいな)

これ、人間としてすごく正常だと思うんです。
感情の揺れ、考えてもしょうがないことを考える、自分の中で矛盾する。
そんで最終的に考えるのがめんどくさくなって、「お腹すいたしご飯食べよ」ってなる。

この、「お腹すいたしご飯食べよ」ってなれるかどうかが、うつとそうでない人の分かれ目だと思います。

神経伝達物質の使い方がうまいか下手か

神経伝達物質

「うつは脳の病気だ」と言われて久しいですが、これには神経伝達物質と呼ばれる物質たちの働きと、精神の落ち着きの関連性から来ています。

神経は、脳をはじめとして全身に張り巡らされています。
当然のごとく、神経伝達物質は脳、腸などの消化管、血液などにも存在します。

血液検査でたまに、「ドーパミン」とか「ノルアドレナリン」を測りますが、その数値がすなわち「釈迦の心」とつながっているわけではありません。

このうち、100〜1,000億個の神経細胞が集中している脳には、巨大なネットワークが構築されていて、そのネットワークを通る神経伝達物質が、精神の落ち着きに大きく関わっているんです。

主な神経伝達物質

神経伝達物質は100種類以上あると言われていますが、脳内ではざっくり分けて3種類の神経伝達物質が働いています。

興奮系(ドーパミン、ノルアドレナリン、グルタミン酸など)
やっぽーい!!!
こんちわっす、ありがとっす、ごちそうさまっす!
やる気満々、俺様無敵☆
※働きすぎると、イライラや恐怖感につながる
調整系(セロトニンなど)
体におよそ10mgほどあるセロトニンのうち、脳内にあるのはわずか2%ほど。8%くらいは血液中にあり、90%はなんと腸内にあります。
どちらかというとやる気が出る系の物質ですが、心の安定をもたらしてくれます。
抑制系(GABAなど)
GABAっていうチョコレートありましたよね。
脳の興奮系が暴走したときはなだめ役になってくれます。夜に興奮してうまく眠れない、パニックになる場合などは、GABAやセロトニンが足りていないこともある。

「うつ」にもいろいろあります

うつ

肉体的な病気は、かなり細かく分けられています。
診療科だけでいっても、「循環器内科」、「呼吸器内科」、「消化器内科」、「消化器外科」、「アレルギー科」、「脳外科」、「肛門科」、「泌尿器科」、「整形外科」、「婦人科」、………to be continued….って感じじゃないですか。

でもね、「うつ」ってとりあえず、街の心療内科クリニックで抗不安薬と向精神薬もらって、無理な場合は大きな病院の精神科に入院、みたいな流れしかないじゃないですか。
これって、まだまだ目に見えない病気だから、とりあえず出てきている症状にその場しのぎでも対処するしかないことに起因していると思うんです。

以前の記事で、原因別にざっくりと3つのタイプにうつを分類しました。
「心因性のうつ」、「内因性のうつ」、「身体性のうつ」の3つです。

▼簡易チェックテスト付き参考記事▼

(テスト付き)脳腸相関?人間は腸でものを考えていた!【腸内フローラ授業シリーズ3】

次回の記事では、原因別のうつの治療法と、腸内フローラ移植との相性について考察したいと思います。(火曜日更新予定)
※今後、基本的に更新を火金にしよかなと思うんですが、「○曜日の更新のほうがいい」とかあれば、ぜひコメントで教えていただけませんでしょうか。

ちなみに、今度の10月14日の腸内フローラ移植臨床研究会の総会では、「鬱と腸内フローラ移植」の臨床例発表もあります。
クラウドファンディング(先行予約受付中)ご支援者様、第2部ご参加者様は、第3部が無料になります。
わたしに会いに来てください(ハート)

第2回総会

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自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。 でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。 いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。 ご挨拶と自己紹介も併せてご覧ください。
腸内フローラ移植(便微生物移植)を知っていますか?
わたしたちの腸に暮らす腸内細菌たちと健康との関連が、世界中で次々に明らかになってきています。 「すべての病気は腸から始まる」と言われるように、腸内環境が崩れると病気を引き起こすことが知られています。
健康な人の腸内フローラを移植することで、ふたたび健康を取り戻そうという治療法に期待が高まっています。
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