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自分が病気かどうかは自分で決めたらいいと思う話

ちょっとした不調に襲われたとき、不安になってすぐにググるタイプですか?
わたしはググるタイプです。

「え! わたし、脳腫瘍かもしれん!」と謎に盛り上がって、病院に行くかどうかマジで悩んだりします。

さて、今日は自分が病気であるかどうかを知るとこについてちょっと考えてみようかなと思います。

病気であると誰かに言ってもらう(公式には医師)とか、
自分は病気であると思い込んでみるとか、
病気を受け入れてみるとか、
病気を拒絶してみるとか。

なんかすでに出オチ感がありますが、お付き合いください。

ちなみにタイトルにもあるように「自分が病気かどうかは自分で決めたらいいと思う話」というのは、医師がつけてくれた診断名は信じちゃダメだよ、なんて意味ではまったくないので、断っておきますね。

こういうしょうもない但し書きをしないといけないのが、解釈の多様性の素晴らしいところです。

病気だと言われると自分を病人として扱い始める

たとえば腰が痛いとします。
バンテリン塗ったり、ストレッチしても治らんと。

たまたま近くに住んでる看護師の姪にLINEしてみたら、椎間板ヘルニアの可能性もあるから一度検査してみたら? とアドバイスを受けました。
こっちは真剣に悩んでるのに、婆さんのスタンプを添えて送ってくる姪にイラッとしながらも、あなたは椎間板ヘルニアについて調べてみます。

すると放置して重症化したら、歩けなくなる場合も出てくるなんていう記事を見つけました。
そういえば手もちょっと痺れてるかも……

恐れおののいたあなたは、椎間板ヘルニアと診断されるのが怖くて、とりあえずAmazonでヘルニア用のコルセットをポチり、あまり外出しないようになります。

腰の痛みも治らんし、歩けなくなるのも怖いし、手術も怖い。
どうしよう。
あなたは鬱々と日々を過ごし、食事も喉を通らなくなっていきます。

次に姪に会ったときにこの話をすると、とりあえず検査しようと言われ、びくびくしながら検査へ。

MRI検査の結果、あなたの椎間板はきれいなものでした。
恥ずかしいし、じゃあなんで腰痛いねんというやりきれない気持ちはありましたが、とにかく一安心。
それ以降あなたは進んで外出するようになり、食欲も笑顔も戻りました。

こんな話。
まあよくある話っちゃよくある話なんでしょうけど、この人「自分が椎間板ヘルニアや」って思い込んでいるあいだは、もはや椎間板ヘルニアの患者やと思いませんか?
検査して何もなかったから良かったけど、自分の腰の痛みで不安が増し、ふさぎ込んでいるあいだは明らかに病人です。

この話の怖いところは、想像力が豊かすぎる場合、ほんまに椎間板ヘルニアになる可能性もあるんちゃうってこと。
想像妊娠とかもあるぐらいやし。

厄介なのは、内視鏡とかCTとかで目に見えない場合、医師でさえ患者の訴えから診断せざるを得ないところ。
医師も神ではないんで、相手が話を盛っているかどうかがわからんこともあるし。

病名をつけてもらうと楽になることもある

一方で、病名をつけてもらうことでスッと楽になる場合もあるようです。
特に精神的なもの、発達にかかわる疾患界隈でこの傾向が強いように思います。

「そうか、こんなにしんどいのは、わたしが根性なしだからではなく、病気だったからか!」というあの安心感。

患者が今の状況から抜け出すための口実として(会社休むとか)、医師の優しさで診断名をつけてくれる場合もあるでしょう。
昔行ってた心療内科のクールな女性のお医者さんがわたしに対しておそらくそうしてくれたように。

ほんまに「病名のつく病気」かどうかは、そのときの状況や医師によって、大きくズレはなくとも多少変わってくると思います。

病気というのは本当に苦しく、不便で、いろんなことを諦めないといけないかもしれないけれど、
その苦しみや不便を病名が解決してくれることもありうるのではないか。
矛盾しているようですが、そのように感じたりすることもあります。

ただしこの手を使うと、治るときに「治りたくない」反作用が働きやすいので要注意。

病気はある意味で正しい状態であることもある

病気というのは基本的に、異常事態であり、治癒・克服されるべき状態であり、望ましくない状態であるというのが一般的な解釈だと思います。

ただ一概にそうは言えない部分もあるのではないでしょうか。
少なくとも、それは一面的な見方に過ぎないのではないでしょうか。

たとえばアトピー。
わたしも幼少期に相当苦しめられました。

どうしてわたしだけポケモンパンを食べてはいけないのかという素朴な疑問期があり、
「ザキさんのパンは毒なのに、なぜ毒を売っているザキさんは逮捕されないのか」という歪み期があり、
浸出液が出るので包帯を巻いていて、ペンが握れないから勉強をやめようかという時期がありました。

今ではある程度食生活や睡眠、ストレスなんかもコントロールできるようになり、アトピーは「名残り」くらいしかありません。

アトピー、アレルギーに苦しむ方、めちゃくちゃ増えてますよね。
わたしの幼少時代と違い、むしろマジョリティーなのではというくらい。
行きすぎた潔癖主義がアトピーを増やしたんだとかいろいろありますが、話が逸れるのでここではやめときます。

ここで言いたいのは、「アトピーやアレルギーは正しい反応なんじゃないか」ということです。
むしろ、食べ物や化学物質に否があるのでは。こちらはそれに対して普通に反応しているだけではないか。

こうなってくると、現代社会で一切アレルギー反応などが出ていない人たちのほうが異常なのではないかと思えてきます。
いや、逆に進化した人類たちなん?

他にも、自分に厳しすぎる人たちが体を休めるための「うつ」が現れる場合だってある。
それやのに、ひょいひょいと薬で抑えてしまってええんやろうかと。(またしょうもない但し書きですが、うつの薬はすばらしく発展しています。正しく使おう。)

確かに本人は苦しいけど、無理やりでも休んで、無気力な日々を時間をかけて乗り越えていくことでこそ「本当の治癒」にたどり着けるのではないか。
そうしないと、また同じことの繰り返しじゃない?
「しんどくなっても薬があるから大丈夫!」って、それでいいん?
ほんまに大事なもんはなに?

もっと言えば、ほとんどすべての病気は、長い目で見た個体の生命維持のために発症しているのかもしれん。

深刻度や社会生活への支障の出具合、本人の気に入る気に入らん、いろんな側面から見て「病気」と「障害」と「性質」があると思うんです。
なんでも異常化してたら、だれも「普通」とか「健康」のストライクゾーンに入れなくなりますよ。

健康であり続ける覚悟みたいなやつ

こういうことを言えるのも、自分がすこぶる健康であるからだと、常々感謝しているつもりです。
だからこそ、その健康を長く維持できるよう、自分の生活を整えていくことが大事だと思っています。

朝はウンコするまで家を出たくないから、フレックスで働ける仕事を選ぶとか。
日が暮れたらご飯を食べお風呂に入り早く眠りたいから、飲み会には行かんとか。
静かなところが好きやから、大阪駅には極力近づかないルートで行くとか。

要は何が自分の優先事項となるかの話なんですが、自分の心身の健康を維持するための最低条件みたいなものを知っておくことで、
自分自身に「病気という状態にならせない」ことができるんじゃないでしょうか。

だって病気になったら、仕事も、飲み会も、電車に乗ることさえできなくなるかもしれないんですよ。「今を大事に生きる」というのと、病気にならない心構えは全然違います。

それなりの努力はたぶんいりますけど、そろそろ人々がこういう意識で動かないと、「治してくれ患者」ばっかり増えそうで、医療の未来はないですね!

自分の健康を守るのは自分しかいません。
本当に必要な人が医療を受けられるよう、わたしたちもちょっとだけ自分への本当の優しさを見直してみませんかという話でした。

長くブログを書いていないと、記事が暑苦しくなりますね。またちょいちょい書かせてください。

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自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。 でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。 いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。
腸内フローラ移植(便微生物移植)を知っていますか?
わたしたちの腸に暮らす腸内細菌たちと健康との関連が、世界中で次々に明らかになってきています。 「すべての病気は腸から始まる」と言われるように、腸内環境が崩れると病気を引き起こすことが知られています。
健康な人の腸内フローラを移植することで、ふたたび健康を取り戻そうという治療法に期待が高まっています。
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