1982年から続けてきた微生物の基礎研究や医療機関における臨床を経て、独自の腸内フローラ移植(便移植)方法を開発しました。微生物たちとの共存共栄には、無限の可能性があると信じています。
シンバイオシス研究所 -微生物との共存共栄-
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健康は意識しない! 本当の予防は最新の検査ではないと思う

健康診断

みなさん、毎年の健康診断は受けられていますか?

一年だけ公務員をさせてもらっていたとき、入庁してすぐに健康診断がありました。
就職前には、麻しん風しんのワクチンも受けたし、夏頃にはうつチェックテストもありました。

隣の上司(超優秀な10歳上の男性)もわたしも「うつの疑い」って出て、二人でキャアキャア言ってた。(実際、心療内科行ってたしな)

そして、人間ドッグを受けるのも補助が出ます。

従業員の健康維持は、本人の義務に加えて組織の義務でもあるんですね。
病気で休まれたり辞められたりしても、組織にとってはマイナスですしね。
(辞める3週間前に、記念に受けに行ったわたしのような人間もマイナスの存在やったな…)

もちろん、病気を早い段階で見つけて対策を講じることはとても大事です。

「体重も標準より重いし、コレステロール値も高いし、野菜中心の生活にしよ」とか、
「えー! 脳の血管詰まりかけてた!」などが早い段階でわかり、適切な処置を行うと、
将来的に命にかかわる病気を防ぐことができます。

ただ、最近は「検査のための検査」とでもいいますか、検査を受けるだけでぐったりしてしまったり、
逆に「これいるか?」みたいな細かい検査まででてきている気がします。

いや、いるんやろうけど。

意識すると病気のスイッチが入る

病気のスイッチ

「病は気から」という言葉があります。

ネットのセルフチェックで「重度の鬱の疑い」とか出たら、わたし鬱なんや〜って気になってくることないです?

それとか、「お腹にポリープがあります」って病院で言われると、何となくお腹痛くなったり。

自分の症状や身体の状態を意識していないときに、「ここが悪いです」と教えてもらうと、どうしてもそこに意識が行ってしまいます。

これ、良し悪しなんですよね。

早めに対策が打てるのはいいんですが、
逆に見つけて意識してしまったことで、身体が「今は状態が悪い。それを治さなくちゃ」と思ってしまって、まだ病気ではなかったものを病気にしてしまうことも起こりえます。

あるいは、治療したりお薬を飲むことによって、使わない筋肉が落ちるように身体本来の働きを鈍らせてしまうケースもあるようです。
人工透析や胃ろうを一度始めてしまうと、もう元に戻るのは絶望的になってしまうのがいい例です。

検査をまったくしない人と、予防のために検査をしまくっている人とで、病気にかかる確率とか寿命を比較してみたい。

ただこれだけ言えるのは、
検査したところで、その病気を治す技術が追いついていないなら、検査すべきではないのでは」ということです。

遺伝子解析をはじめ、検査技術の向上スピードは驚くべきものです。
ただ、それを治す技術の確立や、人間の体の進化が追いついていないのも現実。

目を皿にして病気の源を探すくらいなら、たとえちょっとぐらい寿命が短くなっても、おおらかに構えて毎日幸せに暮らしたいです。

健康なのか、未病なのかを知るための検査

個人的に思うのは、検査の究極の目的は「病気の種を見つけるため」であってはならないと思います。

そんなん言い出したら、生理前にイライラするのも、計算ミスが多いのも、高齢で耳が遠くなるのも、ぜんぶ病気の種になってしまいかねない。
ある程度は自分で勝手に修復してくれるDNAのかすり傷みたいな損傷まで、検出されてしまうかもしれん。

そういうのって、子供をだめにする親みたいじゃない?

未病

「あらあら、真ちゃん!(勝手に所長の名前使った)」
「おはな垂れてまちゅよ、お母様がお洋服着せてあげましょうね、お友達にふさわしい子を3人選んでおいたわよ、砂場あそびは汚いからやめなさい、はい、ABCDEFG〜(音符)」

このお母さん(かお父さん)、しまいには風邪の予防に宇宙服みたいな滅菌服持ち出してくるで。

こんなふうに、病気も障害も個性も老化も一緒くたになって、ストレート三振以外はぜんぶアウト!みたいな風潮って、いかがなもんかと思う。(ストレート三振はアウトやけどな)

あくまでも、今の生活が方向性として正解かどうかを判断する材料としての検査であってほしいと思うんです。
完全な健康人なんていないし、見つからんもんは見つからん。

標準値を見て平均的な日本人と比べても、自分にとっての理想的な数値なんてある程度振れ幅があるでしょう。
基準値を1超えただけで大騒ぎすることもないし、1つの項目だけではなく全体のバランスを見て判断しなくてはいけない場面でも、
検査の正しい見方がわかる人は多くはないです。

本来の健康は意識しなくてもそこにあるもの

健康を意識

今の社会では、よほど神経を張り詰めていないと「健康的な食事」を維持し続けるのは難しくなっています。
これからの人類は、今の添加物などに耐性を持つ方向へ進化していくと思われるので、今の時代の「スーパー健康な人」というのは、他の人類に先駆けて添加物などをうまく処理できる身体の持ち主とも言えるでしょう。

まだ進化しきれていない大半の人類であるわたしたちは、

  • 添加物は極力避ける
  • できるだけ素材の状態で食べる
  • 可能であれば素材の出どころも気にする

というふうに、情報に振り回されないように情報を駆使して、
かつ自分を律して健康的な生活を送るしかありません。

でも、それだけではだめなんだと最近感じています。
というのは、「健康的な生活」を意識した時点で、その健康的な度合いは低くなってしまうから。

本来は、自分の食べたいものを食べたいときに食べ、
いい汗を流し、
ぐっすり眠るのが一番です。

つまり、自分の心と身体の声に従っていれば、イコールその結果として自分の心身が健康になる状態が理想的だと思いません?

これ、口でいうほど容易くないんです。
自分の心身がちょこっとだけでも不健康なときって、ジャンキーなものが食べたくなったりしません?

23:00までの残業が20日間休みなしであったら、晩ごはんも遅くなるし、お酒も飲みたくなるし、甘い物も食べたくなる。
大きなプロジェクトが終わったら、焼き肉でも食べたくなる。

これ、「その場をひとまずしのぐため」としては、ダメージを最低限にするために身体が欲している正しい声・サインではあると思うんです。
ですが、これが続くと健康を害することになるのは目に見えています。

個人的な体験ですが、わたしは定期的に人間界と一切の接触を絶ちたくなる時期が訪れます。
仕事の事情などでそれが許されないこともありますが、そうなると2週間〜1ヶ月くらいどこかに旅立って、引きこもります。

この時期は、店員さんと接触するのも嫌なので、1週間に1回か2回くらいたくさん素材を買い込んで、自炊します。
調味料もないので、あまり味付けもしません。

すると、ある時期から野菜の甘味がわかってくるようになり、水の柔らかさが舌で感じられるようになり、葉が風で揺れる音や自分の呼吸音がよく聞こえるようになってきます。

「あ、今の自分の心身の声って、たぶん正しい方向なんやろうな」というのが直感的にわかります。
また日常に戻ってくると、だんだんとその感覚は鈍ってくるんですが。

特に日本の企業に勤めていると、2週間だの1ヶ月だのの休暇は取りにくいですが、
予防医療の概念がちゃんと広まったら、もしかしたら日本企業も欧米のようにロングバケーションが普通になるかもしれません。

という希望を込めて、この記事を書いてみました。
(実はこの記事が公開される頃、1週間の休暇をいただいています。ありがとうございます。所長、2週間に延長でも大丈夫ですか?)

とかなんとか言いながら、腸内フローラ検査の新しい解釈をいろいろ考えていまして、2月か3月くらいにリリース予定です。
そうなったら、検査は予防の究極ではないだの云々かんぬんは忘れて、検査推し推しで行くと思いますのでその点は先に謝っておきます。

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自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。 でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。 いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。 ご挨拶と自己紹介も併せてご覧ください。
腸内フローラ移植(便微生物移植)を知っていますか?
わたしたちの腸に暮らす腸内細菌たちと健康との関連が、世界中で次々に明らかになってきています。 「すべての病気は腸から始まる」と言われるように、腸内環境が崩れると病気を引き起こすことが知られています。
健康な人の腸内フローラを移植することで、ふたたび健康を取り戻そうという治療法に期待が高まっています。
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