エビデンスがめっちゃある治療法vs私が信じる治療法

今の時代って、昔に比べて生きやすくなったと思いますか?
それとも窮屈になったと思う?(相変わらずの唐突)

もちろん、ひとつの側面だけでは何にも言われへんと思うねん。
生きやすくなった面もあれば窮屈になった面もあるし、人によって何が窮屈かってのも違うしな。

でも、こと医療分野に関しては、めちゃくちゃ窮屈になったと思うねん。
しかも、その窮屈さが新たな病気を生み出し続けて、医者の目を曇らせ、患者と医者の信頼関係を壊してしまう原因にもなっていると思うねん。

いや、よかれと思ってこういう流れになってるのはわかるねんで。
動物よりもエラい人間様には安全が確保された治療が施されるべきで、
その治療効果については、公正な、条件を揃えた「サイエンス」としての判断がくだされるべきで。

わかってるねんで。
自分が文系やからっていう負い目とかではなく、ちゃんと科学的に証明していこうっていう流れの前向き性については、一定の評価をしているねん。

でもな、そのせいで「勘」とか「信じる力」とか「その人にとっての真実性」みたいなんって、無視されるよな。これは残念に思う。

何の話かって言うと、例のエビデンスの話なんやけど。
エビデンスを否定するつもりはほんまになくて、
逆に「わたしみたいなド素人がこんな専門的なこと発信して、万が一間違ってたら、多大なご迷惑をかけてしまうし、でもどんだけ調べても何が本当のことかわからんし……てゆうか、このお医者さんの言ってることめちゃくちゃやん…でもお医者さんが言ってるから、許されるんかな。わたしの存在意義ってなんなんやろう。あ、何書いたらいいかわからないわ。このブログの存在意義って、何なんだろう…無駄で間違った情報を垂れ流しているんではなかろうか…全部消そうか…うああああああああ」
ってなってて、全然書かれへんかった。(相当めんどくさい状態になっててんな)

何も考えたくなくて、折り紙だけが異常に上達した。

最近の折り紙界隈、すごいことになっていました。

そんなとき、一通のメールが届いたんです。
便移植を検討しているという方からでした。

我々のプライヴェートなやり取りなんで内容は伏せますが(一方的な親近感)、
自分は医師ではないので、ご症状と移植のことについてコメントはできないという旨(塩対応やったと思う。まじで心痛みながら返事した)、
さらには上述した「わたし今凹んでるんですアピール」をつらつらと書いたところ、ブログは一般人の目線から書いてくれるとうれしいという言葉をかけてくれました。

やさしすぎん?
めっちゃやさしない?(お問合せくれた人に、なに人生相談してんねん)

なんとなく感じていただいているように、最近のブログはエビデンスを結構重視して書いています。
エビデンスっていうか、リファレンスっていうか。
過去記事も全部見直し作業してて、リファレンスつけたりしてるんです。

ほんでこの方からメールもらって、考えてたんですよ。

「わたし、何のためにエビデンス重視したブログ書いてるんやろう」って。

ほんで気づいたんです。

「あ、わたし、自己保身に走ってたんやわ」って。

「誰のためでもない、自分がイジワルな学者さんとかに突っ込まれたくないがために、必死でリファレンス組み立てて、論理的な話の展開に持っていこうとしてたんやわ」って。

「わたし、いつからこんなずるい人間になっちゃったんだろう」って。

そもそも医療においてエビデンスが重視されるようになったのって、患者さんのためやったやん。
卑弥呼がやってそうな呪術的な医療から、ヒポクラテスが言ったみたいに、客観的・科学的な要素を取り入れることでもっと治る見込みを増やそうとした取り組みの一環なわけやん。

それやのにさ、
エビデンスを求める患者さんのおかげで、医者は「自分の見解」を述べることにためらいが生じるやん。
患者さんにしたら、n=100とかの「一般論」を診察室で教えてもらって、じゃあ「個としての自分の体はどうなんや」っていうのを知る機会が減っている。

これって、医者の「治す力」とか患者の「治る力」とかを奪ってる気がせえへん?

病気っていうのは、単純な原因と結果だけでなるものでもないんやから。

わたしは医療についてはまだまだ素人やし、資格もないし、エビデンスについても自信ない。
でもだからこそ、いくつもの情報を調べながらも、一般人としての感想を述べることができる。
みんなの代わりに調べて、なるべくわかりやすい言葉に置き換えることができる。

そこにわたしという個人の解釈をまったく挟まないなんて、無理やん。

だからこれからは、100%わたしの解釈で行こうかなと思う。(変な方向に振り切れたな)

というわけで、今後は「研究員のひとりごと」カテゴリで好き勝手書いていこうと思います。
主観でも客観でも、賛否両論はあるわけやし。
エビデンスを盾にするのももうやめますので(だってほら、●●大の論文で書いてたから!とかいう類のやつ)、
みなさん、楽しくざっくばらんに話しましょう。

ブログのコメント欄は閉じたままにしておきますが(確認が追いつかない)、Twitterなどでお話できるとうれしいです〜。

そういえばこないだ、つぶやくことなさすぎて「いい天気」ってつぶやいた。今日もいい天気ですね。

読み返してみると、なんかめっちゃタメ口の関西弁丸出しになってしまっている。
これの原因は明らかで、つい最近、敬愛する水野敬也先生の『夢をかなえるゾウ4』を読んだからです。

相変わらずの文才で、めっちゃ笑いながら、ところどころ泣きながら読みました。
シリーズ1〜3もぜひ読んでほしい。

この記事を書いた人

ちひろ
ちひろ研究員・広報(菌作家)
自分の目で見えて、自分の手で触れられるものしか信じてきませんでした。
でも、目には見えないほど小さな微生物たちがこの世界には存在していて、彼らがわたしたちの毎日を守ってくれているのだと知りました。
目に見えないものたちの力を感じる日々です。
いくつになっても世界は謎で満ちていて、ふたを開けると次は何が出てくるんだろう、とわくわくしながら暮らしています。
スタッフ紹介はこちら
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腸内フローラ移植

腸内フローラを整える有効な方法として「腸内フローラ移植(便移植、FMT)」が注目されています。
シンバイオシス研究所では、独自の移植菌液を開発し、移植の奏効率を高めることを目指しています。(特許出願中)